家は 小さいくらいがちょうど良い

春先頃から,次女がハムスターを飼いたがっていました。

次女は昨年、庭で見つけたバッタをきちんとお世話して、

寿命をまっとうさせていたので、これなら大丈夫と感じOKしました。

ちょうどご縁もあり、急きょ1匹迎えることになりました。

 

飼育の仕方を調べると、

「ケージは、高さは要らないけれど運動が好きなので、広い方が良い」

とあります。

 

近所のペットショップには小さなものしかなかったので、

それは車の移動用として購入し、多少高価ですが

充分に大きなものをネットで注文しておきました。

 

その後、ハムスターを引き取ってケージが届くまでの数日間、

小さいケージでお世話をしていました。

藁を敷き、巣箱と餌入れを置き、水入れを吊るすと随分狭くなり、

回し車も入れる予定ですが、とても入りそうにありません。

早く大きなケージに入れて伸び伸びさせてあげたいな、と思いました。

 

数日後、待望のケージが届きました。

予想より大きかったのですが、毎日暮らす場所ですから

広いに越したことはありません。

 

ところが、敷き藁を入れ始めると、

「…これ、すごくいっぱい藁使うよ。」という声が。

 

広い分、藁がたくさん必要になるのは当然ですが、

私たちはそこまで気が回っていませんでした。

ケージをお掃除するたびに敷き藁は全て入れ替えるので、

ランニングコストは小さなケージの3〜4倍はかかってしまいます。

 

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建築でも、家が大きくなれば

建築費用(イニシャルコスト)が高くなりますが、

その後の暮らしにかる費用(ランニングコスト=冷暖房費・修繕費等)

については忘れがちですよね。

家が大きくなるほど、ランニングコストも多く必要になっていきます。

 

ケージはハムスターの世界全てになるので(たぶん)、

これは仕方がないと諦めもつきます。

でも人間の場合は、家以外のいろいろな場所にお出掛けもしますし、

ランニングコストは敷き藁の費用の比ではありませんから、

最初から考えておく必要があります。

 

決して「小さいほど良い家」とは思いませんが、

「家は小さいくらいが丁度良い」と改めて感じた出来事でした。

まさよ