KANSO(かんそ)

202311もるくす建築社 美郷アトリエ

先日、秋田県へ
気になる建築を見に行ってきました

ハッキリ言って
目が覚めたような気持ちです

202311もるくす建築社 美郷アトリエ

行ったのは秋田県仙北郡美郷町の
もるくす建築社の美郷(みさと)アトリエ

KANSOというコンセプトで
建築された事務所は

本当に簡素な素材と考え方で
すべてに納得のいく内容でした

 

もし以下の内容をお読みになられて
KANSOに共鳴された方は
新潟でも建築できますので
KANSOへ直接でも
弊社でも構いません、ご相談ください

 

202311もるくす建築社 美郷アトリエ

見学したのは事務所でしたが
住宅にも応用でき

建物自体の素材は
土と木とガラス、金属
ちょっとコンクリート

そんな素材だけで構成されています

202311もるくす建築社 美郷アトリエ

 

もるくす建築社の佐藤社長からは
特に「古材をアップサイクル=再利用」していく
という強いメッセージが伝わってきました

ここでのアップサイクルは
木造住宅の木の部分を解体時に切り出して
ウッドチップ(粉々)にせず
木材のまま断熱材として再利用しています

202311もるくす建築社 美郷アトリエ

↑ 住宅解体時に切り出した柱や梁を
厚みをそろえて互い違いに重ね
釘で打ち付けて断熱材にします

ところどころスキマがあるのは
小さな空気層を作っていて
動かない空気自身も断熱材にしています
(ペアガラスも空気層の断熱ですね)

 

202311もるくす建築社 美郷アトリエ

 

建物の南側には大きな窓を設け
冬の日射を取り込みます

秋田の冬も新潟同様あまり晴れませんが
貴重な日差しを
土で作った「たたき」の床や土壁に蓄熱させ
その熱だけで暖房にしています

ちょっと日差しが長いと暑くなるので
窓を開けて室温を調整しているそうです
(薪ストーブはほぼ使われていません)

そのくらい土には蓄熱・放熱のチカラがあり
他にも室内の匂いを吸収分解したり
最後は土に戻せますし
昔ながらの素材に改めて感心しました

 

202311もるくす建築社 美郷アトリエ

 

少し寒くなってきた秋田県で
室内の暖かさと空気の心地よさを体感して
先の先を見据えた建築の在り方に
自分もやってみたいと思いました

 

KANSO共同メンバーで
普段ドイツ在住の池田憲昭さんにも
久しぶりにお会いできて良かったです
(ファンなんです)

202311もるくす建築社 美郷アトリエ