どこを見ながら暮らす

リビング大窓 小杉のまちなか山荘 サッシ開放

小杉のまちなか山荘

ようやく養生を取り払い

クリーニング。

 

リビングの大窓から見える

のどかな眺めが

とても気持ち良いです。

 

サッシを引き込んで開放
目の前の畑越しに空が良く見える

リビング大窓 小杉のまちなか山荘 サッシ開放

 

サッシを閉めた状態
開放時とあまり変わらない

リビング大窓 小杉のまちなか山荘 ユニウッド木製サッシ

 

障子を閉める
家の中がやわらかい光に包まれる
縦横と外枠の格子は同じ太さ

リビング大窓 小杉のまちなか山荘 吉村障子

 

リビングのソファからの眺め
右に見える家具にはTVが納まる

リビング大窓 小杉のまちなか山荘 網戸

 

以前にも書きましたが

人間を含む動物は、本能的に

薄暗く狭いところから

明るいところを見ているのが安心します。

 

このリビングは

まさにそんな状態です。

 

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計画当初から

どこを見て暮らすか

ということと

夏の西日・冬の西風が せめぎあい。

 

クライアントさんが出した結論は

“西の、景色の良い方を見て暮らしたい”

でした。

 

建築関係者として大きな窓が

夏の西日&冬の西風に向くことは

やはり気が引けます。

 

しかしクライアントさんの覚悟もあり

やはり景色の良い方を見たい

というご要望を尊重し

 

できる範囲で軒の出を長くし

さらに

1.8mほどの奥行きのテラスを

間に入れることで

問題点を和らげています。

 

もちろん問題点が

解決できているわけでは ありませんので

夏はスダレをかけるなどの

住まい手の工夫が求められます。

 

設計では

いろいろな「解=プラン」が考えられますが

 

この景色を

毎日眺められるようにすることが

この場所でしか得られない

「解」の1つだったのではないかと

思います。

 

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屋根に上がると さらに気持ちいい
(完成後は上がれませんが、いずれ上がれるようにしたい)

屋根からの眺め 小杉のまちなか山荘