![小林古径邸](https://www.machinaka-sansou.com/mt-riv-arch_wp/wp-content/uploads/2020/10/3281667eac5cf83965faf7c80251effd-768x767.jpg)
上越市をベースに活躍されている
暮らしの工房・岡沢さんの
ご自宅の見学会に行くついでに
建築巡りをすることに。
・小林古径邸と記念美術館
まずは
小林古径邸/吉田五十八設計と
小林古径記念美術館。
待ちに待った
改修工事完了直後で
タイミングよく訪問できました。
記念美術館は
古径の日本画とともに
美術館そのものも美しく
水平に伸びた軒のラインに
惚れ惚れします。
アトリエ(復元)も
古径が買い取った古民家を
吉田五十八が改修を担当し
古民家のダイナミックさと
設計の繊細さが合わさって
とても綺麗な空間です。
![小林古径邸アプローチ](https://www.machinaka-sansou.com/mt-riv-arch_wp/wp-content/uploads/2020/10/3ec0c981670fc92f827696a87802da07-564x564.jpg)
![小林古径邸](https://www.machinaka-sansou.com/mt-riv-arch_wp/wp-content/uploads/2020/10/65e8c2a38702963f0cc6442ef9824680-564x564.jpg)
![小林古径邸 扉の取っ手](https://www.machinaka-sansou.com/mt-riv-arch_wp/wp-content/uploads/2020/10/f1745b766b60fd958a22ec58b4bd94ba-564x564.jpg)
![小林古径邸茶室](https://www.machinaka-sansou.com/mt-riv-arch_wp/wp-content/uploads/2020/10/e67f8bb348e284d33190ea5ae23faee3-564x564.jpg)
![小林古径邸](https://www.machinaka-sansou.com/mt-riv-arch_wp/wp-content/uploads/2020/10/3281667eac5cf83965faf7c80251effd-564x564.jpg)
![小林古径邸階段](https://www.machinaka-sansou.com/mt-riv-arch_wp/wp-content/uploads/2020/10/4d2ad5c30d71ffdf617e9be9fdb995f0-564x564.jpg)
古径邸は
数寄屋を得意とした吉田五十八らしい
軽やかさと緊張感があります。
それは
「線の細さと少なさ」
によるものです。
建築物はよく見ると
たくさんの線があります。
部屋を見まわすと
・床板の目地や継ぎ目
・床と壁の境い目の巾木(はばき)
・壁と天井の境い目の廻り縁(まわりぶち)
・窓や入り口の枠
いろいろありますね。
これらをなるべく細くしたり
枠を無くすと
シャープな、あるいは
スッキリとした印象になります。
しかし無くしすぎると
壁の角(かど)が出て
ぶつけて欠けたり
生活に不都合が出てしまいますね。
必要最小限の「線」を残しつつ
過不足のないバランスを決めるのは
難しい作業です。
そのためにも
自分好みの綺麗なバランスを
見つけるため
いろいろな建築を巡ります。