徒弟制度の新しい形

201502田貫湖

静岡県富士宮市にある

日本建築専門学校

 

私(山川潤)は

1987年(昭和62年)に一期生で入学、

1992年(平成3年)に卒業しました。

 

そして現在、一緒に学んだ同級生が

教壇に立っていて、

インタビューに応えているのが

大きく記事になっています。

施工の神様

「4年間も寝食を共にする日本建築専門学校の“古き良き教育”とは?」

 

いままで、この学校が

「徒弟制度の新たな形」

という意識はありませんでしたが、

そんな評価を得ていることに

嬉しくなりました。

 

一期生でしたから

学校運営も試行錯誤でしたが、

良い学校に育ったんだなと思います。

 

学校の特徴としては

・4年制の専門学校

・全寮制(地元であっても。女子も)

・木造建築の大工技能を学ぶ

・卒業すると大卒と同じ建築士受験資格

・建築家で茶室研究家の故・中村昌生など、建築界の有名人が学校設立に寄与

などなど。

 

学校近くの田貫湖は、風がなければ逆さ富士が拝める

 

標高600mほどということもあり

学校の周りは牧場と

富士山の裾野の大自然。

冬は寮の外で毛布にくるまり

降るような星空を眺めていました。

(今想えば贅沢な時間でした)

 

街へ下れば、卒業後有名になった

富士宮焼きそばがあり、

近年では坂茂による

静岡県富士山世界遺産センター

が2017年12月に完成し、

注目される街になりました。

 

もし伝統的な木造建築を学びたい

という方がいらっしゃいましたら、

日本建築専門学校を候補のひとつとして

お勧めください。

 

センター近くの富士宮浅間大社

そういえば在学中に、

一般の人が入れないところまで入れていただき、

極彩色の社殿を拝見しました。

(写真はいずれも2015年撮影)