山形建築ツアー/山居倉庫

縁あってハムスターを引き取りに

山形県鶴岡市へ行くことになり、

急遽、山形県建築ツアーを組み込みました。

 

行き先は

酒田市・山居倉庫

酒田市・土門拳記念館

鶴岡市・加茂水族館

 

この3ヶ所は以前から行きたいところでしたので

これはチャンス!と、思い切って行ってみることに。

 

子供達には少々飽きられましたが、

いずれも得るものがありました。

まずは山居倉庫

明治30年ごろ、最上川の中洲に

米の倉庫として建てられました。

中州に建てたのは、

度重なる大火から逃れるため、

運河による運搬のしやすさ、

が大きな理由。

二重構造の屋根。実は三重

明治の半ば過ぎで電気に頼れない時代、

・南側に植えられたケヤキで陰を作る

・屋根は三重構造で、瓦の熱を逃がす

・通風の窓をこまめに開け閉めして湿度調整

・土間床は、土とニガリと塩を混ぜたタタキで地面からの湿気をカット

・土蔵造りの壁に、杉板の壁を50センチほど離して設置

・杉板には炭と漆を混ぜて塗装

などなど、

パッシブに米を保管するための工夫があります。

今でも米の保管庫として利用されていて、

ボランティア・ガイドさんに色々と教えていただきました。

もちろん、吉永小百合さんがJRの撮影で来られた時のお話しも。

撮影時は撮影関係者以外シャットアウト。

それでも行き帰りの際に見ることができ、

とても綺麗だったと嬉しそうにお話しされてました。

土門拳記念館に続きます。

(潤)