プライベート建築ツアーで学んだこと

中村好文 螺旋階段

潤です。

縁あって横浜へ、建築ツアーに行くことができました。

二日間お付き合いいただいた富士ソーラーハウス・大澤正美さん、桃山建設・川岸憲一さん、竹駒工務店・黒羽啓太郎さんに感謝申し上げます。

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ツアーの目的は

①大好きな中村好文さん設計の住宅見学

②横浜建築ツアー

建築ツアーのお話しは後述するとして、大澤さんから建築以上に多くのことを学びました。

「工務店はもっと街と繋がろう!」

端的に言ってしまえば、このひと言になりますが、

どう繋がっていくかのヒントや手法など、息もつけないシャワーのように浴びてきました(笑)

でも、早くアウトプットしないと忘れてしまいそうでモッタイナイ。

人と繋がりたい、と思っている。

その架け橋になれるのが工務店であり、暮らしと直結している工務店は人と繋がり、街と繋がっている。

繋がるアイデアは無限。

都会もイナカも関係ない、人と人が繋がることで新たな繋がりが生まれる。

そんな内容がとても心に残った旅でした。

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ここから建築のお話しです。

さて、

子どもが生まれてから、妻と夫婦水入らずで出かけるのは初めて。

それ自体が新鮮で、出発するまでドキドキです。

大澤さんと新横浜駅で落ち合い、まずは建築家・横河健事務所の入るTHE TERRACEでランチ。

横河健 事務所

 

周辺の森に溶け込んでいて、

あの浮いたような事務所は

気持ち良さそうだなぁと妄想。

横河健 事務所

レストランは人気で、週末は散歩がてらのお客さんで行列ができるほど。

横河健 事務所

横河事務所の打ち合わせスペースは、お休みで入れず残念。

お腹も満たして本命の中村好文さん設計の住宅。

あまり多くは載せられませんが、少しだけご紹介。

オーナー曰く「雑誌に載るほど凝ってない」と仰るので、どうかな?と思っていましたが、

いやいやいやいや!

建築関係者から見れば、そこかしこに好文エキスが散りばめられています。

中村好文設計 キッチン

まず、お得意のキッチンは、シナの墨染めにブラックチェリーの引き手。

段違いのガス台もさすがです。

中村好文設計 キッチン

撮り忘れましたが、斜めの調味料引き出し、ありました!

腰壁や階段の手すりはウォールナットの削り出しで、触り心地・握り心地の良いです。

中村好文設計 笠木

右に見える階段の手すりも、長野からの職人さんが通って採寸し、ウォールナットを曲げるなど調整し、手間ひまがかかっています。

中村好文 螺旋階段

他にも細かな気遣いがあり、我々がアチコチ見ながら唸っているのを見て、オーナーさんにも新たな発見があり、ますます愛着が増したとのことでした。

そして、

他人、特に建築関係者の目から見た評価は、オーナーさんにも良い刺激になるのだなぁと知りました。

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ちょっとだけ続きます。