![外壁 チェック](https://www.machinaka-sansou.com/mt-riv-arch_wp/wp-content/uploads/2018/03/IMG_8647-768x768.jpg)
こんにちは、山川まさよです。
今回チェックするのは『外壁』です。
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外壁のチェックポイント
チェックするのは、北西面の外壁
(新潟は北西からの雨風、西日による紫外線の影響が強い)
双眼鏡があれば、二階部分もチェック
(二階のほうが傷んでいる場合が多いので)
以上を踏まえて外壁を見てみます。
①まず、実際に外壁を触ってみる
・触った手が白くなる
→ 外壁の塗膜が劣化(チョーキング現象)
・外壁表面に、無数の小さな欠け
・外壁の一番下端の切り口部分がもろくなっている
→ サイディング本体がすでに劣化。塗り替え不可。
②コーキングがひび割れている →コーキングの 経年劣化
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これらは全て、サイディングの劣化サインです。
今すぐ工事が必要という訳ではありませんが、
今後どうするかを考える時期にきています。
【チョーキングが見られる場合】
近いうちに塗り替えるか、
このまま使い続けて いずれ張り替えるかを
検討、選択する必要があります。
【すでにサイディングが劣化している場合】
塗り替えはできません。
雨水が外壁内部にしみ込んで躯体を傷めていないか、
念入りに観察して、張り替えどきを見極めましょう。
我が家の『木の外壁』はどうか
築10年目の我が家は、木の外壁。
浸透する塗料を使ったので
チョーキング現象はありませんでした。
![10年目の木の外壁 北面](https://www.machinaka-sansou.com/mt-riv-arch_wp/wp-content/uploads/2018/04/IMG_5387_R-423x564.jpg)
北面は塗装もしっかり残っていて
全く傷んだ様子はありません。
でも西面は隣家がなく、
西からの風雨や西日の影響もあり
何枚かは反ったり、
表面は木目に沿って筋っぽくなり
条件の厳しさを感じます。
![10年目の木の外壁 西面](https://www.machinaka-sansou.com/mt-riv-arch_wp/wp-content/uploads/2018/04/IMG_5389_R-423x564.jpg)
しかし、木の最大の敵「腐り」は
全く見られず、このまま使い続けられます。
私たちが木の外壁にする理由
木の外壁の話をすると、
「大丈夫ですか?腐りませんか?」
と心配そうに聞かれます。
そんな時いつもするお話しがあります。
13年前、築30年ほどの お寺の住居部分の
改修工事をしました。
外壁に張ってある杉板の
傷み具合を調べるため、水洗浄すると
洗った端からきれいな状態の杉板が。
これには一同、本当に驚かされました。
結局、取替はごく一部だけ。
残りはそのまま使われたので、
現在40年以上現役ということになります。
こんな経験もあって、山川建築事務所では
自信をもって外壁に杉板を使っています。
我が家も、今後どこまで
塗り替えずに行けるか、実験していきます。